カテゴリー別アーカイブ: 日記

第10回足場工事雑学講座

皆さんこんにちは!

株式会社鳶一、更新担当の中西です。

さて今回は

~現場別“ベスト足場”の使い分け~

足場の正しい使い分けは、安全と生産性の両立に直結します。ここでは主要な足場の得意分野設計・施工ディテール段取りのコツをまとめました。


1|クサビ式足場(ビケ)

得意:戸建〜中低層、改修、回り込みの多い外装
ポイント

  • 建枠不要で凹凸対応に強い/小運搬◎

  • 先行手すり標準化/踏板はダブルで荷重余裕

  • 筋交い壁つなぎを“面”で配置(コーナー強化)
    段取りのコツ拾い出し表を作り、荷台を「立柱→踏板→手すり→小物」の順に積むと全行程が早い⏱️


2|枠組足場

得意:中高層の外装・大面積
ポイント

  • 面剛性が高く、外装仕上げの作業性が良い

  • 枠の通り・直角・レベルを初段で作るのが命

  • ジャッキベース+敷板で沈下を抑制、縦筋交いは早期に
    段取りのコツ揚重計画(クレーン/ホイスト)を先に決め、柱スパンごとにユニット化して上げる


3|単管足場(鋼管・クランプ)️

得意:局所足場・設備廻り・複雑形状・補修
ポイント

  • 自由度が高いが設計の“考え抜き”が必要

  • クランプ増し締め・マーキングで点検を容易に

  • 吊りパイプ/ブラケットで逃げを作る
    段取りのコツ短尺単管自在クランプを多めに。現場での“最後の一手”を用意


4|吊り足場・舞台足場

得意:下部障害(河川・水路・吹抜・ステージ)
ポイント

  • 吊りチェーン・ワイヤの点検・荷重計算は入念に

  • 定期的な昇降路の安全確認落下物養生
    段取りのコツ仮受け→本吊り→荷重確認の“3段階承認”でトラブル回避


5|移動式足場(ローリング)

得意:内装・天井・倉庫・工場内の短時間作業
ポイント

  • 水平ブレーキ・アウトリガー・キャスター点検

  • 開口部・段差での移動禁止/二人以上で運用
    段取りのコツ:部材はモジュール化し、作業別に色分けで迷いゼロ


6|“共通ディテール”の黄金ルール ✨

  • ジャッキベース:面で支持。ゴムシート+敷板で滑り/沈下を抑止

  • 先行手すり+幅木:常にセットで(材料ピック時も)

  • 昇降:梯子角度・固定・開口養生/階段ユニットは高所作業の疲労軽減に効果大

  • 壁つなぎ:打設可否を元請・施主承認の上で計画。孔補修は仕上げ仕様に合わせる

  • 養生:メッシュは風抜き区画を忘れず、養生ネットは端末処理を丁寧に


7|近隣対応・広報の型 ‍‍

  • 事前案内文(工期・作業時間・騒音・資材搬入)を配布

  • 学校・病院近接は時間帯配慮誘導員

  • 歩行ルート落下物防護見通し確保、夜間は誘導灯


8|台風・強風前日のToDo ️

  • メッシュ畳み/開放計画の実行

  • 緊結部総増し締め・壁つなぎ再確認

  • 仮置きゼロ/鋭利物の撤去/周辺の飛散物整理

  • 朝礼で運用ルール再周知(中止判断者・連絡網)


9|“あるある不具合”早見表

症状 主因 すぐやること
足元沈下 敷板不足・排水不良 敷板追加・排水溝を切る
揺れ感 壁つなぎ不足・筋交い配置不良 追加設置・配置見直し
シート鳴き 端末緩み・風抜き不足 端末締め・間引きで風抜き
昇降混雑 動線計画不足 階段増設・一方通行化
近隣苦情 騒音/眩光/歩道占用 時間帯調整・防音/遮光・保安計画変更

 

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第9回足場工事雑学講座

皆さんこんにちは!

株式会社鳶一、更新担当の中西です。

さて今回は

~安全・品質・工期~

足場は安全装置×生産性装置。計画の質がそのまま事故ゼロ・やり直しゼロ・遅延ゼロに効きます。本稿は、明日から現場で使える調査→設計→物流→組立→点検→運用→解体の実務を、チェックリストつきでまとめました。


1|現地調査:勝負はここで8割決まる

  • 敷地条件:進入路幅・電線高・路肩強度・クレーン設置可否

  • 地盤/支持:ジャッキベース位置の沈下リスク・排水状況・段差有無

  • 建物/障害物:ひさし・配管・樋・看板・庇・バルコニー・開口部

  • 周辺環境:歩道・学校・病院・商店・近隣車両動線(時間帯注意)‍‍

  • 風環境:風の抜け・周辺高層建物の乱流・台風時の想定

  • 写真&寸法:遠・中・近の3アングル+簡易スケッチ

現地調査は**“搬入経路動画”**まで撮ると、当日の荷捌きが一気にラクに


2|設計:使う人の作業内容から“逆算” ✏️

  • 足場種別の選定:クサビ式/枠組/単管/一側/吊り/移動式

  • 作業面の設計:幅員・段差・先行手すり・幅木・開口養生・昇降設備(梯子/階段)

  • 壁つなぎ:ピッチ・位置・打設可能部材を事前承認

  • 荷重:積載荷重を“最も重い作業”で設計(材料仮置き禁止帯の明示)

  • 保護装備:先行手すり方式・墜落制止用器具の接続位置・親綱計画

  • 養生:メッシュシート・防音/防塵・落下物養生(朝顔 等)


3|物流・荷姿の最適化

  • 積み付け:現場別ゾーニング積み(面材・手すり・筋交い・ジャッキを“拾い順”で)

  • 車両計画:時間帯別搬入・一時停車位置・誘導員配置

  • 仮置き:上家・ブルーシート・パレットで雨天でも段取り換え可能

  • 揚重:玉掛け具の点検・吊り位置・合図統一(手/ブザー/無線)


4|組立:KYT(危険予知)を“型”にする

朝礼テンプレ(3分)

  1. 本日の作業区画・順路・立入禁止帯

  2. 主要リスク(墜落・落下・挟まれ・感電)→対策(先行手すり・幅木・二丁掛け・停止合図)

  3. 強風/降雨の中止ラインと判断者

  4. 緊急連絡・搬送ルート・救急箱位置

組立の勘どころ

  • ジャッキベースの水平・当たり→根太板+敷板で沈下対策

  • クランプは増し締めマーキング、締付トルクの“ばらつき”をなくす

  • 昇降は先に確保(後追いで梯子を付けに行かない)

  • 開口部・通路は落下養生→標識→代替動線の順に


5|日常点検:朝・昼・終業の“三回転”

  • :水平/直角・壁つなぎ・手すり/幅木・昇降・緊結部・シート

  • :風向/風速の変化・養生のばたつき・仮置きの増加有無

  • 終業:工具/資材の残置ゼロ・シート巻き・出入口養生・照明/仮設電源の安全

点検は写真+チェックリストで残し、是正は当日完了が鉄則。


6|天候・季節の運用 ️

  • 強風:メッシュの部分開放/畳み、吊り足場は特に慎重に。自社の停止・退避基準を掲示。

  • 降雨:床板の滑り対策/通路の養生マット/排水の逃げを確保

  • 猛暑/寒冷:熱中症対策(WBGT計・給水・ミスト)/凍結時の滑り止め


7|解体:落下“ゼロ”で終える

  • 搬出動線を組立と逆順で確保、上から下へ外から内へ

  • ボルト・クランプはその場で回収箱へ(落下物ゼロ)

  • 壁つなぎ孔・アンカー孔は補修→写真記録まで完了


8|よくあるNG → 是正例 ‍♂️→‍♂️

  • ベース不陸 → 敷板追加+レベル調整/沈下監視

  • 壁つなぎ不足 → 設計再確認→追加施工→是正記録

  • 足場板の隙間・段差 → 端部金具・ジョイントで平滑化

  • 仮置き過多 → 仮置き禁止帯をライン・札で“見える化”

  • メッシュ鳴き・ばたつき → 端末増し締め+風抜き区画の見直し


9|KPIダッシュボード(週次)

  • 日次点検実施率是正完了率

  • 立入禁止帯遵守率/ヒヤリハット件数

  • 強風時の運用記録の有無/近隣苦情ゼロ

  • 搬入回転(車両/日)・組立/解体タクトのばらつき

 

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第8回足場工事雑学講座

皆さんこんにちは!

株式会社鳶一、更新担当の中西です。


足場工事というと、「建設現場で必要な仮設の構造物」としてのイメージが強いかもしれません。でも実は、私たちの暮らしや地域社会全体に、目に見えない形で大きな貢献をしている仕事なのです。

今回は、そんな足場工事がどのように街を支え、発展させているのかを、さまざまな側面からご紹介します。


1. 安全な街づくりを支える足場の役割

 

建設現場や修繕工事で欠かせない足場工事。
その存在が、住民の安全で快適な生活を守る土台となっています。

▷ 建物の寿命を延ばし、安心な暮らしを守る

古くなった建物や公共施設の補修には、安全な足場が不可欠です。
しっかりと足場が組まれていることで、高所でも安心して作業でき、正確で丁寧な修繕が実現します。

➡ これにより建物の耐久性が高まり、災害に強い街づくりにもつながります。

▷ 災害時の復旧・復興をスピーディーに

地震・台風・豪雨などの災害でダメージを受けた建物の補修にも、足場工事は大活躍。
仮設住宅の建設や、倒壊の危険がある建物の解体作業も、安全な足場があるからこそスムーズに進みます。

➡ 迅速な対応により、被災地の早期復興や住民の生活再建が可能となります。


2. 地域経済の活性化に貢献

 

足場工事は建設業の一部門でありながら、地域経済に大きな波及効果をもたらします。

▷ 雇用の創出

足場職人、運搬ドライバー、施工管理者など、現場には多くの人材が関わります。
足場工事を通じて、地域内での雇用機会を生み出し、若手人材の育成にも貢献しています。

▷ 地元企業とのつながり

足場の資材や工具、重機などの調達には、地元の建材店や運送業者との連携が欠かせません。
また、現場周辺の飲食店や宿泊施設が利用されることで、地域全体に経済的な恩恵が広がるのです。

➡ 足場工事は、単なる作業にとどまらず、地域の産業と生活を支える存在とも言えます。


3. 街の景観と住環境を守る力

 

足場工事は、街の見た目や住環境の維持にも大きな役割を果たしています。

▷ 美しい街並みの維持

住宅や店舗、公共施設などの外壁塗装や屋根修繕も、足場がなければ始まりません。
適切なメンテナンスによって、建物の美観が保たれ、街全体の景観が向上します。

▷ 古い建物の再生

歴史的建造物や文化財などの修復でも、繊細な作業を可能にする足場が活躍。
文化や歴史を守りながら、地域の魅力を次世代に引き継ぐ役割も担っています。


4. 教育・福祉・公共インフラにも欠かせない存在

 

足場工事は、住宅だけでなく、学校・病院・橋梁・公園などの公共施設でも必要とされています。

▷ 教育環境の整備

老朽化した校舎の改修や耐震補強工事でも、足場の設置が欠かせません。
子どもたちが安全に学べる環境づくりに貢献しています。

▷ 福祉施設や病院の整備

高齢者施設や医療機関でも、修繕工事の際には足場が必要です。
スムーズな施工によって、福祉・医療サービスの質の向上にもつながります。


まとめ:足場工事は「見えないインフラ」

 

足場工事は、一見すると一時的で目立たない存在かもしれません。
しかしその役割は、安全な暮らし・美しい街・地域経済の活性化・災害対応・歴史の継承など、あらゆる側面に広がっています。

✅ 安心して暮らせる街をつくるための「土台」
✅ 建設業界と地域社会をつなぐ「橋渡し」
✅ 未来のまちづくりを支える「陰の立役者」

それが足場工事の本当の姿です。


 

 

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第7回足場工事雑学講座

皆さんこんにちは!

株式会社鳶一、更新担当の中西です。

 


今回は、建設現場を縁の下から支える仕事、**足場工事の「やりがい」「魅力」**に迫ります。

「高所での作業で危険そう」「体力的に大変そう」——そんな印象を持たれがちな足場工事ですが、実は多くの職人が誇りを持って取り組んでいる、奥深い仕事でもあるのです。


1. 現場を支えるという誇りと責任感

 

足場工事は、建物の建設・修繕・解体など、すべての工事を「安全かつ効率的」に進めるための基盤を提供する重要な仕事です。

▶ 建設作業の“はじまり”を担う

足場がなければ、どんなに優れた職人でも建物に手をつけることはできません。
**「足場工事がすべての作業のスタート」**という事実が、大きなやりがいにつながります。

▶ 建物が完成したときの喜び

「この立派な建物、実は最初に自分たちが足場を組んだんだ」
そんな瞬間は、職人にとって何ものにも代えがたい誇りです。

▶ 社会の役に立っている実感

学校、病院、商業施設、住宅…足場工事は、地域インフラを支える仕事でもあります。
目には見えないかもしれませんが、その貢献は確かに社会に残ります。


2. チームワークが生む信頼と達成感

 

足場工事は、1人で完結する作業ではありません。
高所作業や重量物の取り扱いがあるため、仲間との連携と信頼関係が非常に重要です。

▶ 息の合った連携プレー

現場では無線や合図などを駆使しながら、安全第一で作業を進めていきます。
1つひとつの動きに、「相手への信頼」が込められているのです。

▶ チームで一つの目標を達成する喜び

大型現場などでは、数日かけて足場を設置・解体することもあります。
全員で協力してスケジュール通りに完了したときの達成感は、まさに格別。

▶ 助け合いの文化が根づく現場

危険をともなう現場だからこそ、**「声かけ」や「気配り」**が自然と生まれます。
新人からベテランまで、支え合いながら成長していける風土が魅力です。


3. 技術の進化と学びの楽しさ

 

足場工事の現場では、常に新しい技術や資材、施工方法が登場しています。
**「昔ながらの職人技」×「最新テクノロジー」**が融合する仕事でもあるのです。

▶ ICTやデジタル技術の導入

最近では、現場でタブレットや3D図面を使った設計・進捗管理も導入され始めています。
それにより、作業効率や安全性がさらに向上しています。

▶ 特殊な足場にも対応できるスキル

高層ビル、橋梁、プラント施設などでは、通常とは異なる足場設計が必要になります。
その分野に対応できるようになると、専門職としての市場価値も大きく上がります。

▶ 国家資格でさらなる高みへ

とび技能士などの資格取得を目指すことで、キャリアアップや独立も視野に入ります。
技術を身につけた分だけ、自分の「武器」が増えていくのもこの仕事の面白さです。


4. 安定した需要と、続けるほど広がる可能性

 

建築物がある限り、足場工事の需要がなくなることはありません。
そして、経験を重ねることで、収入も信頼もステップアップしていく仕事です。

▶ 景気に左右されにくい安定性

新築はもちろん、リフォーム、解体、災害復旧など、さまざまな現場で必要とされます。
ベテランになっても引退せずに働き続ける人が多いのも特徴です。

▶ 若いうちから成長を実感できる

足場工事は若手にもチャンスが多い現場です。
努力次第で、20代でもチームリーダーや現場監督に抜擢されることも。

▶ 独立・起業という選択肢も

経験を積み、信頼を得ることで、自ら会社を立ち上げる職人も多数
まさに「腕一本で人生を切り拓く」ことができる職種です。


まとめ:足場工事は“見えない誇り”を支える仕事

 

足場工事は、表に出ることが少ない仕事ですが、
建設現場の安全と未来を担う、なくてはならない存在です。

  • 🏗 完成を支える“縁の下の力持ち”としての誇り

  • 🤝 チームで働く喜びと絆

  • 🚀 技術を磨き、成長できる楽しさ

  • 🔧 続けるほど安定し、道が拓ける将来性

そんな魅力を感じながら、日々現場で働く職人たちがいます。

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第6回足場工事雑学講座

皆さんこんにちは!

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さて今回は

~専門用語~

ということで、現場で頻出する足場図面の専門用語を体系的に解説します。

 

足場工事では、安全・効率・施工品質を確保するために「足場図面」の活用が欠かせません。その図面には多数の専門用語が使用されており、意味を正確に理解しないと、施工ミスや資材手配ミスにつながる恐れがあります。


足場の基本構成に関する用語

用語 意味
支柱(スタンダード) 足場の縦方向の柱。荷重を支える最も基本的な構造材。
布材(ホリゾンタル) 横方向に取り付ける構成材。作業床や構造の安定に寄与。
筋交い(ブレース) 足場のねじれ・揺れを防止するために斜めに取り付ける部材。
作業床(踏板) 作業員が乗る床面。鋼製またはアルミ製の板が使われる。
手すり 作業員の転落を防止する横桟。上下二段構成が基本。
巾木 足元からの物品落下を防ぐための立ち上がり板。

図面上でよく使われる記号・表記

表記・記号 意味
H=○○mm 高さ(Height)を示す記号。例:H=6000mmなら高さ6m。
Φ(ファイ) 直径を示す記号。例:Φ48.6mmは単管足場の一般的なパイプ径。
□(角パイプ) 四角断面の鋼材を使用していることを示す。
→矢印 荷重方向、または構造材の取り付け方向を示す。
×マーク 筋交いやクロス材の位置を表す。図面でよく見られる。

足場の種類・形状に関する用語

用語 意味
単管足場 Φ48.6mmの単管を使って手組みする足場。自由度が高いが手間も多い。
くさび緊結式足場 ハンマーで緊結するタイプの足場。組立が早く、改修現場で多用される。
枠組足場(ビティ足場) 組立済みの枠を繋げて立ち上げる足場。中高層の建築現場で一般的。
吊り足場 上部から吊り下げるタイプ。橋梁や高所の構造物で使用。
張り出し足場 建物から外に張り出すように設置された足場。外壁作業などで使用。

設計と安全に関する専門用語

用語 意味
地耐力 地面が支えられる荷重の大きさ(kN/m²)。足場倒壊リスクと関係。
壁つなぎ 足場を建物とつなぎ固定する部材。転倒防止に不可欠。
先行手すり方式 組立時から常に作業員の足場に手すりがある状態を保つ工法。
養生ネット 作業中の飛散防止や転落防止に使用されるシート。風荷重も考慮が必要。
仮設計画図 工事全体に関わる足場やクレーン、仮囲い等の配置計画をまとめた図面。

図面作成・運用のポイント

  1. 凡例(れい)記載を徹底

    • 図面には略記号や略称が多いため、凡例をつけて全員が理解できるようにする。

  2. 等縮尺で正確に描く

    • 足場の高さ・幅・材料寸法は縮尺に基づき正確に記載する必要がある。

  3. 使用資材の記号と数量の記載

    • 材料表と図面を連動させることで、資材準備ミスを防止。


足場図面に用いられる専門用語は、構造理解・安全確保・施工効率の三本柱を支える知識です。特に現場作業員・監督者・設計担当者が共通の言語として使えるよう、基本用語をしっかり把握しておくことが求められます。

 

 

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第5回足場工事雑学講座

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さて今回は

~図面~

ということで、足場図面の役割、作成時のポイント、法令との関係などを詳しくご紹介します。

 

足場工事は、建設作業を安全かつ効率的に進めるための“作業基盤”となる極めて重要な工程です。その設計と計画に欠かせないのが「足場図面」です。


足場図面とは?

足場図面とは、建物の形状・高さ・作業内容に応じて、足場の構成や仕様、資材配置を詳細に記した設計図です。現場ごとにオーダーメイドで作成され、次のような情報が盛り込まれます

  • 足場の種類(くさび式、枠組、単管など)

  • 設置高さ、幅、ステージ構成

  • 筋交い・手すり・親綱支柱の配置

  • 階段、荷揚げステージの位置

  • 材料数量表(資材発注にも使用)


足場図面の主な役割

1. 安全管理

足場倒壊や転落を防ぐための設計基準を図面で明示することで、現場全体の安全性が高まります。

2. 施工指示書の役割

作業員がどこにどの部材をどの順序で組むべきかを示すことで、作業効率と品質が安定します。

3. 監督署への提出資料

高さ5m以上の足場や一定規模以上の作業では、足場図面の提出が必要になります(労働安全衛生法第88条)。

4. 元請・施主との協議用資料

工事内容や変更箇所を関係者間で共有しやすくなり、トラブルの予防につながります。


足場図面作成の基本ステップ

1. 現地調査

  • 建物の形状・障害物・高低差の確認

  • 作業内容(塗装・躯体・解体など)の把握

  • 重機・資材搬入経路の確認

2. CADまたは手描きによる作図

  • 基本図(平面図・立面図)と詳細図をセットで用意

  • 段差や出隅・入隅など複雑な箇所は拡大図で対応

  • 必要に応じて3Dモデル作成も推奨

3. 関係者との打合せ・調整

  • 図面を元に元請、現場代理人、安全管理者と協議

  • 建物の出入り口・開口部・看板などとの干渉確認

4. 修正と最終図面の確定

  • 安全設備(手すり・巾木・養生ネット)配置を反映

  • 資材リストを添付し、施工計画書と統合


足場図面における注意点

項目 注意点
材料配置 過剰・不足なく配置し、無駄な組立作業を防ぐ
作業動線 階段や踊り場の位置を明確に、スムーズな動線を確保
高所作業者の安全確保 作業床の幅・手すり高さ・中さん・巾木の基準遵守(労安法)
地盤条件の考慮 足場の支持面が不安定な場合はベースプレートや敷板を明記
強風・災害時の対策 緊結部材・壁つなぎ位置を図面に落とし込み、転倒防止策を記載

足場図面と法令の関係

  • 労働安全衛生規則 第563条〜:足場構造の基準明記

  • 建設業法・施工体制台帳:元請企業との共有が義務化されるケースあり

  • 監督署への届出:一部の現場では図面を含む「作業計画届出」が必要


足場図面は、単なる設計図ではなく「安全・効率・品質・法令遵守」を実現するための重要なドキュメントです。現場の状況や作業内容に応じて、柔軟かつ正確な図面作成が求められます。

図面作成を効率化し、現場との連携をスムーズにするためにも、3D図面ソフトやテンプレート活用も今後のスタンダードになっていくでしょう。

 

 

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第4回足場工事雑学講座

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第4回足場工事雑学講座


テーマ:足場の安全点検とメンテナンス方法

前回は足場の組立・解体の手順と安全確保のポイントをご紹介しました。


今回は、実際に足場を使い続けるうえで欠かせない定期点検とメンテナンスについて、
具体的なチェック項目や改善のポイントを解説していきます!


1. 定期点検の重要性

 

◎ 法令で定められた点検義務

  • 労働安全衛生法などの関連法令により、足場の使用期間中は定期的な点検が義務付けられています。

  • 特に、使用前・使用中の週1回程度、または悪天候後や長期休止後の再開前に点検を実施することが推奨されます。

◎ 早期発見・事故防止

  • 足場は日々の作業で大きな負荷がかかり、微細なゆがみや緩みが進行しやすい設備です。

  • 定期点検により、軽微な不具合を早期に発見して対処することで、大きな事故につながるリスクを最小限に抑えられます。


2. 点検の主なチェックポイント

 

◎ 支柱・ジョイント部の変形・ゆるみ

  • 支柱の脚部や接合部に曲がりや亀裂がないか、金具の緩みがないかを確認。

  • 錆びや汚れによってジョイントが正常に固定されていない場合、強度が大幅に低下します。

◎ 水平材・筋交いの固定状態

  • 横架材や筋交いが外れていないか、クランプや接合金具の締め付けが確実かをチェック。

  • 少しのグラつきでも、全体の剛性(がんせい)に影響するため、必ず増し締めを実施しましょう。

◎ 足場板や手すり・中桟(ちゅうざん)の破損

  • 足場板に割れや反り(そり)、過度の摩耗がないかを確認。

  • 手すりや中桟にゆるみがある場合は転落リスクが高まるので、早急に補修や交換が必要です。

◎ ベースプレート・地盤の安定

  • 地盤が沈下していないか、ベースプレートがきちんと水平を保っているかを点検。

  • 大雨や地震の後は特に注意して確認し、不具合があれば地盤補修や再据付を行います。


3. メンテナンスの具体的な方法

 

◎ 清掃・サビ取り

  • 足場を長期間使用する場合、雨水や泥、ホコリが付着しやすくなります。

  • 定期的な洗浄やサビ取りによって、部材の腐食を防ぎ、安全かつ美観を保つことが可能です。

◎ 塗装・防錆処理

  • 鋼製部材は塗装が剥がれるとサビが進行しやすいので、定期的な塗り替えやタッチアップを実施。

  • 亀裂や穴がある場合は、溶接や金属パテなどでしっかり補修した上で防錆塗料を塗布しましょう。

◎ 部材交換・補修

  • 亀裂や大きな変形が見られる部材は、すみやかに使用をやめて交換。

  • クランプやボルトなど、小さな部品の劣化も見逃さず、早めにスペアパーツと交換して安全性を維持します。


4. トラブル例と対処法

 

トラブル例 原因・リスク 対処法
支柱のひび割れ・曲がり 過度な荷重や衝撃、サビの進行 即時交換し、新たに部材をセット。
クランプの脱落・ゆるみ 不十分な締め付け、振動・繰り返し負荷 増し締めやクランプ交換。同時に周辺部材も総点検。
足場板の割れ・滑りやすい表面 耐用年数超過、風雨による劣化、汚れの蓄積 足場板を交換し、清掃+滑り止め加工などで安全性をアップ。
ベースプレート沈下 地盤の弱さ、排水不良 地盤補修、排水対策。必要に応じてブロックや敷板を追加。

5. 日常的な点検・メンテナンスの流れ

 

  1. 作業開始前の点検

    • 各自が自分の作業エリアを目視で確認し、異常があれば責任者に報告。

  2. 週単位の定期点検

    • 現場責任者や安全担当者が全体をチェックし、点検表に記録。

  3. 問題点の早期対処

    • 破損部材の交換や増し締めなど、必要なメンテナンスを速やかに実施。

  4. 記録・共有

    • 点検結果をチーム全体で共有し、再発防止策や改善策を検討・実行。


まとめ

 

  1. 定期点検は足場の安全を守る最重要プロセス

  2. 支柱・水平材・足場板など細部の確認を怠らない

  3. サビ取りや防錆処理で部材の寿命を延ばす

  4. 不具合箇所は即交換・補修し、事故リスクを軽減

  5. 点検結果をチームで共有し、継続的に改善を続ける

足場は建築・工事現場の安全・効率を支える土台です。
定期的な点検と的確なメンテナンスを欠かさず行い、長期間にわたって安心して作業できる環境を築いていきましょう!


以上、第4回足場工事雑学講座でした!


次回の第5回は「特殊足場の活用事例と設計上の注意点」をお届けします。どうぞお楽しみに!

 

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第3回足場工事雑学講座

皆さんこんにちは!

 

株式会社鳶一、更新担当の中西です。

 

 

 

第3回足場工事雑学講座


テーマ:足場の組立・解体手順と安全確保のポイント

前回は足場の種類と特徴についてご紹介しました。

今回は、実際の工事現場での足場の組立から解体までの基本的な流れと、作業時に必ず押さえておきたい安全確保のポイントを解説します!


1. 組立前の準備と確認

 

◎ 資材点検と数量確認

  • 枠組足場や単管足場など、使用する足場の種類に応じて、必要な資材と数量を事前にチェック。

  • 破損や錆(さび)のある部材は強度不足の恐れがあるため、使用を避けるか交換します。

◎ 現場環境の確認

  • 設置場所の地形や地盤の状態を調査し、沈下や滑りの心配がないか確認。

  • 屋外の場合は、周囲の障害物(電線や樹木など)や交通状況も考慮して安全対策を立てます。


2. 足場の組立手順

 

◎ 支柱(立て込み)の設置

  1. ベースプレートを地面に固定し、支柱を立てます。

  2. 支柱が垂直になるよう水平器で確認し、必要に応じてジャッキベースなどで高さを調整。

◎ 水平材(横架材)の取り付け

  1. 支柱同士を横架材で結合し、足場のフレームを形成。

  2. 一段取り付けるごとに、垂直・水平を再チェックしながら確実に固定。

◎ 筋交い(斜材)の設置

  • 足場全体の剛性と安定性を高めるため、斜め方向に筋交いを設置します。

  • 規定の角度や位置を守り、揺れやねじれを最小限に。

◎ 足場板の敷設と手すりの取り付け

  • 足場板を隙間なく敷き詰め、落下防止のための手すり・中桟・踊り場を設置。

  • 転落や道具の落下を防ぐため、部材のガタつきがないよう固定を徹底します。


3. 安全確保のポイント

 

◎ 高所作業時の安全帯着用

  • 規定を満たすフルハーネス型などの安全帯を着用し、必ずアンカーにフックをかけて作業。

  • 落下事故を未然に防ぐため、足元に注意を払いながら慎重に行動します。

◎ 作業範囲の明確化

  • 足場の周囲に立ち入り禁止エリアを設定し、看板やコーン、バリケードで明示。

  • 第三者が不意に近づかないよう、周知徹底を図ります。

◎ 天候・気象条件の把握

  • 風が強い日や大雨・雪の日は、足場が滑りやすくなったり、部材が飛ばされる危険が増大。

  • 作業中止やペース調整など、安全第一で判断しましょう。

◎ 定期点検とメンテナンス

  • 足場組立後も、作業開始前や強風・地震の後には必ず点検を行い、緩みや変形がないか確認。

  • 長期の作業現場では、週に一度程度の定期点検を実施して不具合箇所を早期発見します。


4. 解体時の手順と注意点

 

◎ 上部から順番に取り外し

  • 解体は組立の逆手順で行います。上部から徐々に部材を外し、最下段の支柱は最後に撤去します。

  • 部材を無理に引き抜いたり、まとめて外さないよう注意。落下や崩れのリスクがあります。

◎ 部材の整理・廃棄のルール

  • 外した部材は種類ごとに整頓し、傷や曲がりをチェック。

  • 破損部材があれば、適切に廃棄するか修理に回し、再利用時の事故防止につなげます。

◎ 周囲への配慮

  • 解体作業中、道具や部材が落下しないようロープやネットなどで対策。

  • 近隣住民や通行人に配慮し、騒音やホコリの発生を抑える工夫を行いましょう。


まとめ

 

  1. 事前準備・現場確認でリスクを最小限に

  2. 支柱・水平材・筋交いの正確な取り付けで強度を確保

  3. 高所作業時の安全装備と周囲の立ち入り防止を徹底

  4. 点検・メンテナンスで長期間の安全性を維持

  5. 解体は逆手順で上部から、周囲や部材保護にも配慮

足場は工事の“土台”を支える重要な設備です。
安全かつ効率的に組立・解体を行い、事故ゼロ・トラブルゼロを目指しましょう!


以上、第3回足場工事雑学講座でした!
次回の第4回は「足場の安全点検とメンテナンス方法」をお届けします。お楽しみに!

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第2回足場工事雑学講座

皆さんこんにちは!

 

株式会社鳶一、更新担当の中西です。

 

 

さて、本日は第2回足場工事雑学講座!

今回は、足場の種類とその特徴についてです。

 

 

 

足場の種類とその特徴

 

足場には、使用する材料や設置方法、使用目的に応じてさまざまな種類が存在し、それぞれの足場に特徴と適用範囲があります。

この回では、代表的な足場の種類(枠組足場、単管足場、クサビ式足場、移動式足場など)について紹介し、各種類の特徴、適した場所や用途、メリット・デメリットについて詳しく解説します。

 

 

 

枠組足場

 

枠組足場は、鋼製のフレームを組み合わせた足場で、高層建築物の外壁工事やビルの修繕工事などでよく使用されます。

枠組足場は、頑丈な構造を持ち、安定性が高いため、重い材料や機材を運ぶ作業に適しています。

また、枠組足場は、部材が規格化されており、組み立てや解体が容易で、特に高層での長期作業に向いています。

一方で、設置に広いスペースが必要なため、狭い場所や不規則な地形には不向きです。

 

 

単管足場

 

単管足場は、単管パイプを縦横に組み合わせて組み立てる足場で、建設現場や解体工事などで一般的に使用されます。

単管足場は、パイプの長さを調整できるため、狭い場所や複雑な形状の建物にも対応しやすく、柔軟な設置が可能です。

特に一戸建て住宅や低層の建物の外壁工事で多く使われます。

ただし、部材の強度が比較的低いため、高層建築や重機材を使用する工事には適していません。

 

 

クサビ式足場

 

クサビ式足場は、クサビ(楔)によって部材を固定する足場で、比較的軽量な部材で構成され、組み立てや解体が非常に簡単なのが特徴です。

住宅の外壁塗装や修繕工事などでよく利用され、軽量なため持ち運びが楽で、施工時間も短縮できます。

また、工期が短い現場や急な工事対応に適していますが、長期間にわたる作業や重量のある機材が必要な工事には不向きです。

 

 

移動式足場

 

移動式足場は、キャスターが付いており、工事の進行に合わせて容易に移動が可能な足場です。

主に室内の作業や比較的低い場所での工事に適しており、天井の補修や内装の仕上げ作業でよく使用されます。

移動が容易なため、作業スペースを効率的に活用でき、作業範囲を広げることができますが、風の強い場所や屋外の高所では安定性が低いため、使用には注意が必要です。

 

 

 

以上、第2回足場工事雑学講座でした!

次回の第3回もお楽しみに!

 

 

 

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第1回足場工事雑学講座

皆さんこんにちは!

株式会社鳶一、更新担当の中西です。

 

すっかり春のぽかぽか陽気となりましたが、いかがお過ごしでしょうか?

今月からブログ更新頑張っていきます!

 

 

記念すべき第1回目のテーマは!

 

足場工事の基本的な役割と重要性についてです!

 

 

 

足場工事とは、建物の外壁や屋根の塗装、補修、建設工事などの高所で行われる作業を安全かつ効率的に進めるための仮設構造物を設置する工事のことです。

足場は、単なる作業台としてだけでなく、建物の周りに安全な作業空間を確保するための重要な設備です。

足場が適切に設置されることで、作業員が高所で安心して作業を行えると同時に、作業効率が上がり、工事の品質向上にもつながります。

この回では、足場工事の基本的な役割とその重要性について詳しく解説します。

 

 

 

足場工事の役割

 

足場の主な役割は、作業員が安全に高所で作業できる空間を提供することです。

特に、建物の塗装や外壁補修、屋根工事など、高い場所での作業は安全対策が欠かせません。

足場があることで、作業員が体を安定させ、足元をしっかりと踏みしめながら作業を行えるため、転落や落下のリスクが軽減されます。

また、足場は道具や材料を安定して置けるスペースも確保するため、作業効率も向上し、工事がスムーズに進みます。

 

 

 

足場工事の重要性

 

足場工事において最も重要なのは「安全性」です。

高所での作業には、落下や転落といったリスクが伴うため、適切な足場が設置されていないと大事故につながる可能性があります。

足場工事は、作業員の安全だけでなく、周辺の安全も守る役割があり、例えば足場の周囲を保護シートで覆うことで、作業中の落下物が近隣や通行人に危害を加えるリスクを防ぐことができます。

また、しっかりとした足場があると、作業員は高所での作業を迅速かつ効率的に行えるため、工期が短縮され、結果的にコストの削減にもつながります。

 

 

 

足場工事の影響と責任

 

足場工事は建設現場全体の進行にも大きな影響を与えるため、適切な計画と設置が求められます。

足場の設置が遅れると、外壁や屋根などの工事が進まなくなるため、工期全体が遅延するリスクがあります。

さらに、足場工事業者には安全性を確保する責任があり、業者が適切な設置と管理を行うことで、関係するすべての作業が安全に進められます。

足場工事は、建設現場での全体的な安全性と効率性を左右する重要な役割を担っているのです。

 

 

以上、第1回足場工事雑学講座でした!

次回の第2回もお楽しみに!

 

 

 

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